ミステリアス・マスクは、コロナ禍での外出自粛期間の令和2年の4月から12月の間、自宅にいて何かできることはないかと思っていた時、偶然目の前に捨てようと思っていたダンボールで仮面を作ってみたのが始まりです。「住吉の酒神Ⅰ」が、一番最初に作った仮面です。それから、毎月2~3個ほどの仮面を、ダンボールやケント紙や包装用の箱を利用して作りました。主に読書がデザインのヒントになっています、詳しくは、仮面をヒットしてもらうと、面白く説明しています。今回18の仮面をお見せしていますが、どれもFBにも発表しています。仮面の縦の長さは、25㎝から27㎝で、仮面を被ると仮面の目からでなく、別に外が見えるように工夫しています。これらの仮面は、ただの紙面をではなく、仮面を超えた物語を秘めています。
ユーモラス・キャラクターは、仮面の木版画を土台にして、その版画のイメージに合うようなユーモラスなキャラクターにしたものです。年賀状をデザインするとき、いつも私は不二真直民俗仮面コレクションの中から仮面を一つ選びそれを木版画として刷ってきました。もう30年以上続いていますので、30以上のいろいろな木版画された仮面があります。昨年、そのうち面白そうな版画を12選び、それを手元にあったワットマン紙に刷り込み、ユーモラスなキャラクターを描いてみました。私は時々昔に作った木版を出してきていろいろ遊ぶ癖があって、昨年インドメシアのカラス(I-5)を刷っていた時、これを人物像にしてみたら面白いかもしれないと思ってやってみて、それから半年ほどキャラクターづくりにはまってしまったというわけです。